
2025.09.01
お知らせ
「なんで言うことが聞けないの!」
ドーナツ屋さんで、お茶していた時のことです。
1~2歳の女の子とその母親がテイクアウトの
ドーナツを買いにきていました。
女の子は、ドーナツショップに来たのは初めてなのか、
「うわ~、うわ~っ!」と、驚きと感動の眼差しで、
ドーナツが並んだケースに目が釘付けで、嬉しそうに
透明の扉が閉まっている棚の扉をトントンしたり、
扉が開いている棚では、ドーナツに手を伸ばそうと
していました(ドーナツには届いていませんでした)。
母親は、一度「触っちゃダメよ」と言い、
それでも、ドーナツ棚に手を伸ばしてしまう女の子に、
いきなり「なんで、ママの言うことが聞けないのっ!」と
店中に響き渡るような大声で怒鳴りつけました。
女の子は、その母親の大声に負けないくらいの大声で、
ギャーーーっと大泣きを始めました。すると、母親は、
「なんで泣くの? 泣き止みなさい! どうしてママの
言うことが聞けないの!」と、また激しく怒鳴りました。
私とは別のテーブルでお茶していた70歳代と見える
グループの方々が、「その年じゃあ、ママの言うこと
聞けなくても仕方ないよー」と口々に言い始め、
その声が聞こえたのか、母親は、ハッとして、
ドーナツは買わずに退店していきました。
因みに、このブログのために「ママがドーナツ店で
1~2歳の子を怒鳴る、叱りつける絵」をAIに
描いてもらおうとオーダーしたところ、「虐待などを
想起させるから」等の理由でAIに拒否されました。
AIが、その状況を描くことをハラスメント的観点から
拒むような場面のことを、実際の母親がやってしまうのです。
クライアントさんの中にも、ついつい子どもを怒鳴って
しまったり、強く叱ったりしてしまって、その後、
罪悪感で自分を責めてしまうという方が少なくないです。
「やらない方がいいことを、ついついやってしまう」
のが人間ですが、それが、我が子などに大きなトラウマ
を残したりする心配があることだと、改善したいですよね。
そして、それはコミュニケーションのトレーニングで、
改善できるのです。
一覧に戻る